ANAマイルの猫

マイルで人生はどう変わるか。まったり楽しんでいきます。

マイルの価値について本気で考えてみた

161015 マイルの価値について本気で考えてみた

どーも,ルールです。

僕は,2016年4月からポイントサイトを利用して,たくさんのポイントを貯めています。さらに夫婦でポイントサイトを利用することで,獲得できるポイントは2倍になります。

これまで夫婦で貯めたポイントは,9月までの半年間で実に39万円分になりました。

ポイントサイトで貯めたポイントはもちろん現金化することもできますが,僕はこれまで貯めた全てのポイントをANAのマイルに交換しているのです。

どうして現金ではなくマイルなのか?どうしてJALではなくANAなのか?使い道によっては,マイルには現金を凌駕する価値があります。

 

現金・他社ポイント/電子マネー・マイルの違い

ポイントサイトで貯めたポイントは,現金化することもでき,マイル化することもできます。

現金にする最大のメリットは汎用性が高いこと。言うまでもなく,お金を必要とする全ての用途に利用できます。

また,他社ポイント(Tポイント,楽天ポイントなど)や電子マネーへ交換することもできます。他社ポイントや電子マネーは,楽天edyやTポイント等コンビニやレストランで使えるものもあり汎用性は高いと言えますが,現金よりも用途が限定されてしまいます。他社ポイントや電子マネーが利用できるお店やサービスに限られてしまうからです。

一方でマイルはどうでしょう?マイルは基本的に,飛行機の航空券に関する用途でしか利用できません。現金や電子マネーと比べ,圧倒的に用途が限定されます。しかし,それ故に,マイルの価値を高められるトリックが隠れていると言えます。

 

現金・他社ポイント/電子マネーの価値は?

ポイントサイトで貯めたポイントを現金に交換する場合,1円分のポイントは1円になります。

他社ポイントや電子マネーの場合も,基本的には1円分のポイントは1円の価値になります。たまに○%アップキャンペーンなどをやっていたりしますが,仮に25%UPでも1.25円の価値ということです。

ちなみに,他社ポイントや電子マネーで○%UPのキャンペーンができるのは,用途がある程度限定されているからです。対象のショップでしか利用できない他社ポイントや電子マネーは,顧客を囲い込むことができるというメリットがあるため,キャンペーンができるわけです。

 

マイルの価値はあなた次第!具体的な目標を!

ではマイルの価値は?実は,「マイルの価値は○円です!」とひと口に断言することはできません。言い換えると,何に利用するかによって,マイルの価値を2倍どころか5倍,10倍に高めることができるのです。

1円分のポイントは0.9ANAマイル,0.52~0.625JALマイルになる

ポイントサイトで貯めたポイントは,ソラチカルートと呼ばれる交換ルートで1円分のポイントが0.9ANAマイルになります。

ただしこれはANAの場合だけ。ソラチカカードというマイル交換率90%のクレジットカードがあるからこそ実現可能な交換レートです。JALマイルに交換しようとすると,ANAでいうソラチカカードがありませんから0.52〜0.625マイルにしかなりません。僕は,貯めやすいANAを推奨していますが,マイルの価値を高めることができれば,JALマイルに交換しても損にはなりません。

ポイントサイトのポイントを,ソラチカルートでANAマイルに交換する方法は,下記記事に詳しく書いています。 

どうしてマイルの価値を知る必要があるの?

そもそも,マイルの価値を知っておくことにはどんな意味があるんでしょう?

たとえばポイントサイトで,10,000円の商品を買えば3,000円分のポイントが手に入るという案件があったとします。このとき,手に入った3,000円分のポイントをソラチカルートでマイル化すると,3,000×0.9=2,700ANAマイルになります。

言い換えると,2,700ANAマイルを10,000円で購入したのと同じですね。1マイル当り3.7円のコストがかかっているわけです。こうして3.7円/マイル支払って貯めたマイルを,もしも2.0円/マイルの価値しかない航空券代として消費してしまったら損する,とわかるわけです。

なので,最初から単価2.0円/マイルの航空券に使いたいという目的がはっきりしていたら,3.7円/マイルのコストがかかる案件はやる必要がありません。

 

マイルの使い道は?

161015 マイルの価値はあなた次第!

マイルの価値を決めるのはあなた次第だと言いました。マイルの価値を正しく理解するためには,マイルを何に使うか,具体的なイメージを持つ必要があるということです。

マイルの使い道は以下のどれかになります。

  1. 航空会社の電子マネーに交換する(ANA SKYコイン,e-JALポイントなど)
  2. 航空会社の航空券に交換する
  3. 航空券のアップグレードに利用する
  4. その他(他社ポイントや電子マネーなど)

4.その他を選択すると,1マイル→1円分のポイントになります。ポイントサイトの1ポイント→0.9ANAマイルで10%減っていますから,4番を選択する意味はありません。ポイントサイトのポイントを直接交換したら,1:1のレートになるんですから。

マイルの価値を高められる使い道は,1~3番の中にあります。たとえばSFC修行をしたい,旅作などのツアーに申込みたいという方は1番の使い方になるでしょう。

マイルを特典航空券に交換して,国内や海外を飛行機で移動したい,という方は2番です。ただし,どこに,どの座席クラスで,いつ行くのか,マイルの価値を正しく知るためにはより具体的にイメージしてください。

エコノミー→ビジネス,ビジネス→ファーストクラスへのアップグレードに利用することもできます。ただし,航空券にはアップグレードできるものとできないものがあります。

①飛行機に乗らない人にとってマイルの価値はゼロ

まず旅行に全く興味がなく,今後一切飛行機に乗ることがないと考えている方にとって,マイルの価値は言うまでもなくゼロです。そういった方にとってポイントサイトで貯めるポイントは,現金や電子マネー等に交換するのがベストな選択になります。

②マイルを国内線普通席の航空券に交換する

マイルを国内線普通席の航空券に交換する場合を考えてみましょう。出発地を伊丹空港として,2016年12月9日(金)に羽田空港へ行く場合と新千歳空港へ行く場合を想定してみます。

ANAの場合,L(ローシーズン),R(レギュラーシーズン),H(ハイシーズン)が定められており,搭乗日によって必要マイル数が異なります。下表は2017年ですが,2016年12月9日(金)を調べるとL(ローシーズン)です。

区分期間(2017年)
L 1/5~2/28,4/1~4/28,12/1~12/22
R 3/1~3/15,5/8~8/9,8/22~11/30
H 1/1~1/4,3/16~3/31,4/29~5/7,8/10~8/21,12/23~12/31
区間マイル
(片道)
必要マイル
LRH
0~300 5,000 6,000 7,500
301~800 6,000 7,500 9,000
801~1,000 7,000 9,000 10,500
1,001~2,000 8,500 10,000 11,500

区間マイルをANA公式HPのマイレージチャートで調べると,伊丹→羽田は280マイル,伊丹→新千歳は666マイルです。よってL(ローシーズン)に片道の航空券と交換するためには,伊丹→羽田は5,000マイル,伊丹ー新千歳は6,000マイル必要なことがわかります。

2016年12月9日(金)の航空運賃(旅割・特割)を調べてみると,伊丹→羽田は¥7,990~¥21,000,伊丹→新千歳は¥8,700~¥19,700なので,1マイルの価値はこうなります。

 伊丹→羽田伊丹→新千歳
航空運賃 ¥7,990~¥21,000 ¥8,700~¥19,700
必要マイル 6,000 7,500
1マイル価値 ¥1.3~3.5 ¥1.2~2.6

通常,搭乗日直前になるほど高い運賃の航空券しか残っていませんので,マイルの価値は高まっていくと言えます。急に決まった旅行など,出発直前に航空券を手に入れなければならないときに,マイルを使うというのは良い選択肢だと思います。

ちなみに,プレミアムクラスの航空券はマイルで交換できません。当日空きがあれば,¥9,000支払ってアップグレードすることができます。

③マイルを国際線の航空券に交換する

次に,マイルを国際線の航空券に交換する場合を考えてみましょう。国際線の場合,是席クラスはエコノミー,ビジネス,ファーストの3種類あります。出発地を羽田空港として,シンガポール(チャンギ空港)に行く場合とドイツ(ミュンヘン空港)に行く場合を想定してみます。国際線の航空券の場合は片道発券できませんので,2016年12月6日(火)出発,2016年12月12日(月)帰国の往復で考えます。

ANAの場合,国際線でもL(ローシーズン),R(レギュラーシーズン),H(ハイシーズン)が定められています。国際線では旅行地域によって期間が異なり,欧米の場合,12/6~12/11はR(レギューラーシーズン)にあたります。

区分期間(2017年,欧米)
L 1/5~2/28,4/1~4/26
R 3/1~3/31,5/9~7/26,8/22~12/19
H 1/1~1/4,4/27~5/8,7/27~8/21,12/20~12/31
座席クラスアジア(Zone 4)
必要マイル数
欧州(Zone 7)
必要マイル数
LRHLRH
エコノミー 30,000 35,000 38,000 45,000 55,000 60,000
ビジネス 55,000 60,000 63,000 80,000 90,000 95,000
ファースト 105,000 105,000 114,000 165,000 165,000 180,000

ANAは,目的地をZoneで分けており,ゾーン毎に必要マイル数が異なります。シンガポールはZone4のアジア,ドイツはZone 7の欧州ですので,R(レギュラーシーズン)であれば55,000~165,000マイル必要になります。

2016年12月6日(火)出発,2016年12月12日(月)帰国の航空運賃を調べて,1マイルの価値を算出してみましょう。

目的地シンガポール(チャンギ)ドイツ(ミュンヘン)
座席クラス エコノミー ビジネス ファースト エコノミー ビジネス ファースト
航空運賃 ¥66,040 ¥234,540 ¥850,580 ¥90,910 ¥375,060 ¥1,266,240
必要マイル数 35,000 60,000 105,000 55,000 90,000 165,000
1マイル価値 ¥1.9 ¥3.9 ¥8.1 ¥1.7 ¥4.2 ¥7.7

目的地や座席クラスによって, 1マイルの価値は変動するということがわかります。

④マイルを航空会社の電子マネー(ANA SKYコイン,e-JALポイント)に交換する

航空会社も,それぞれ独自の電子マネーを導入しており,ANAのSKYコイン,JALのe-JALポイントがそれにあたります。 

航空会社の電子マネーは,主に航空券の購入費用として使えるんですが,マイル特典航空券との大きな違いが2つあります。

  1. 電子マネーは航空券だけでなく,航空券とホテルがセットになったツアー商品の支払いにも使える。
  2. 航空会社の電子マネーで購入した航空券は,マイルやプレミアムポイントまたはFLY ONポイントの積算対象となる。

こういった特長があるため,マイルを電子マネー化することが大いに役立つ場面があるのです。それは,上級会員資格を得るという目的です。ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC),JALのJALグローバルクラブ(JGC)は,それぞれの上級会員のみに入会資格が与えられます。SFC,JGCはいったん入会してしまえば,そのクレジットカードを解約しない限り上級会員で居続けられるというメリットがあるのです。

SFC,JGCの入会資格を得られる上級会員になるためには,通常であれば30~50万円分の航空券を購入して50,000プレミアムポイント(FLY ONポイント)を獲得しなければなりません。この上級会員になるために飛行機に乗ることをSFC修行,JGC修行と呼んでいます。

しかし,マイルは飛行機に乗らなくても貯めることができます。ほぼ無料で貯めたマイルをSKYコインやe-JALポイントに交換し,SKYコインやe-JALポイントで航空券を購入すれば,一切の費用はかけずに上級会員になることが可能となるのです。

では,SKYコインやe-JALポイントに交換する場合,マイルの価値はどうなるでしょうか。

交換
マイル数
1マイルの価値(ANA)
ANA
上級会員
SFC
ANAプレミアム
ANAゴールド
ANAカード
(ワイド,一般)
AMCモバイル
プラス
ANA
マイレージ
クラブ
1~9,999 ¥1.0 ¥1.0 ¥1.0 ¥1.0
10,000 ¥1.3 ¥1.2 ¥1.2 ¥1.2
20,000 ¥1.4 ¥1.3 ¥1.3
30,000 ¥1.5 ¥1.4 ¥1.4
40,000 ¥1.6 ¥1.5 ¥1.5
50,000~ ¥1.7 ¥1.6
交換
マイル数
1マイルの価値(JAL)
JAL
マイレージ
バンク
JAL
カード
1~9,999 ¥1.0
10,000 ¥1.5 ¥1.5

マイル特典航空券と比べて,1マイルの価値はどうしても低くなってしまいます。マイルを使ってSFC修行やJGC修行を考えている方は,ポイントサイトの案件を少し吟味する必要があります。特に注意が必要なのは,JGC修行を検討されている場合です。

たとえばポイントサイトで,10,000円で商品を購入して10,000円分のポイントがもらえる案件があったとします。ANAマイルであれば,10,000円分のポイントはソラチカルートで10,000×0.9=9,000ANAマイルになりますので,1マイルあたり1.1円のコストがかかっています。上表において,マイル価値が1.1円/マイル以上になるように,10,000マイル以上を一度にSKYコインへ交換すれば良いということになりますね。

一方JALマイルの場合は,10,000円分のポイントは10,000×0.52~0.625=5,200~6,250JALマイルになりますので,1マイルあたり1.6~1.9円のコストがかかっています。ということは,この方法で貯めたマイルをe-JALポイントに交換してしまうと損するというわけです。こういうときは,現金で航空券を購入した方がお得です。

そもそもJGC修行を考えている方は,ポイントサイトで貯めたポイントはすべて現金化しないと損です。仮に年会費無料のクレジットカード発行など,一切の手出しがなく10,000円分のポイントを獲得できたとします。現金化するなら10,000円ですが,JALマイル→e-JALポイントと交換してしまうと,10,000×0.52~0.625×1.5=7,800~9,375円にしかなりません。

 

まとめ

ポイントサイトで貯めたポイントをどう使えばその価値を高めることができるか,イメージできたでしょうか。確かに,マイルは現金や電子マネーと比べて用途が限定的で,航空券に関わることでしか使用することができません。

しかし,だからこそマイルは現金よりも価値を高めることができるという可能性を秘めています。より具体的に,マイルを使ってどこへどうやって行きたいかを決めてください。そうすれば,ポイントサイトでどういう案件をこなしていけばよいか見えてくると思います。

僕は,2017年に妻とANAのビジネスクラスでアメリカへ行こうと思っています。この場合,マイルの価値は4円/マイル程度になります。現在の保有マイルは11万マイル,夢の実現第一歩までもう少しです。

 

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