海外F1観戦記|2017年さよならマレーシアGP

どーも,ルールです。

実は僕,2002年から15年間毎レース欠かさずテレビで観戦しているくらい,大のF1ファンだったりします。F1は,世界中のサーキットを転々として開催されるので,F1サーカスなんて呼ばれることもあるモータースポーツです。

テレビでは250戦以上観戦してきたF1ですが,実際にサーキットで生観戦したことがあるのは3回だけで,そのうち2回は鈴鹿です。これまでは,サーキットに行きたくても旅費が…と諦めざるをえなかったんですよね。

でも今の僕にはマイルがある,マイルがあればどこへだってタダで行ける!今年,僕にとって鈴鹿・モナコと並ぶほど大好きなサーキットであるマレーシアGPが,来年以降開催されないことが決まりました。…これは行くしかない!ということで,1つの夢を叶えてきました。

ラストのF1マレーシアGPは今年で19年目

171028 F1マレーシアGP

マレーシアGPは,セパン・インターナショナル・サーキットで1999年から2016年まで18年間開催されてきており,ラストとなる今年が19回目の開催でした。マレーシアはアジア2か国目(1か国目は日本)の開催地で,その後中国とシンガポールも加わって,2017年にはアジア4か国でレース開催されました。

セパン・インターナショナル・サーキットは,クアラルンプール国際空港のすぐ東側に位置しており,車でわずか15分程度の距離です。

171017 F1マレーシアGPセパンインターナショナルサーキットコース図

上図はセパン・インターナショナル・サーキットのコース図です。黒い線が道路で,青いところは観戦スタンドです。1周5.543㎞のコースを,20台のマシンがわずか1分30秒で駆け抜けていくさまは,まさに圧巻です。平均速度210㎞/h,ストレートでの最高速度は320㎞/hにもなります。

マレーシアは赤道に近く,高温多湿な熱帯気候です。1年を通して平均気温は変わらず27℃で,雨季と乾季があります。雨季には,毎日のように短時間スコールが降ります。スコールは1日降り続くことはほとんどなく,数時間強く降った後はピタっとやみます。

171028 マレーシアGPのホームストレートとセーフティーカー

このスコールがレース開催中に降ることで,マレーシアGPでは数々のドラマが生まれてきました。というのも,F1のタイヤはスリックタイヤと呼ばれる溝の全くないツルツルのタイヤなんです。スリックタイヤは晴れているときには強烈にグリップしますが,路面が濡れてしまうと途端に滑りやすくなってしまいます。

タイヤの溝には水はけを良くするという役割があり,雨が降るとタイヤを雨用の溝付きタイヤに交換しなくてはなりません。雨が降って路面が濡れてきた時,そして雨が止んで路面が乾いてきた時のタイヤ交換タイミングで,大きく順位が変動したりするわけです。やっている方は大変でしょうが,観ている方はとても面白い瞬間の1つです笑。

マイルのおかげで,ビジネスクラスでも持ち出し7,670円でした!

日付時刻行動
9/29
(金)
9:30クアラルンプール空港到着
11:30‐12:30ホテル1へ移動(Uber)
12:30ホテル2チェックイン
14:00‐15:00サーキットへ移動(Uber)
15:00‐16:30F1フリー走行2 観戦
9/30
(土)
12:00ホテル1チェックアウト
12:00‐12:30ホテル間移動(Uber)
12:30ホテル2チェックイン
12:30‐14:00サーキットへ移動(電車+Uber)
14:00‐15:00F1フリー走行3 観戦
17:00‐18:00F1予選 観戦
10/1
(日)
10:00ホテル2チェックアウト
10:00‐11:00空港へ移動(Uber)
11:00荷物預け入れ
11:00‐11:30サーキットへ移動(Uber)
15:00‐16:30F1決勝 観戦
16:30‐17:30空港へ移動(Uber)
20:40シンガポール行き出発

今回のマレーシア旅行は,まさにF1マレーシアGPのために時間を使いました。なので,ほとんど観光らしい観光はせず,ひたすらサーキットに入り浸るという贅沢な旅程でした。それを実現できたのは今までマイルを貯められているから。また来ればいいや,という軽い気持ちで過ごせたからなんです。

171022 シンガポール経由マレーシアビジネスクラス特典航空券

ご覧のとおり往復の航空券はマイルで支払って,持ち出しはわずか7,670円でした。これで往復ともビジネスクラスに搭乗できるわけですから,快適な空の旅は約束されたようなものでしたね。

どうして僕がこんなに大量のマイルを持っているか,それは下の記事にまとめています。平凡な会社員夫婦でも,1年で60万ANAマイルを貯めることができました。興味ある方は,じっくりと読んでみてください。

出張や旅行で飛行機に乗ったことのある方なら,一度はこんな経験をしたことはありませんか?「マイル貯めた方がいいっていうからマイレージカード作ったけど,全然貯まらないじゃん。」「真っ先に搭乗できたりラウンジに入ったり,優遇されている人を見かけた。羨ま...

大満足のF1マレーシアGP観戦記

F1のある週末は,モナコを除くすべての国で金曜~日曜の3日間開催されます(モナコのみ木・土・日の変則開催)。チームは全部で10チームあり,各チーム2台ずつ計20台のマシンがレースに参加します。強豪と呼ばれるチームは,メルセデス・フェラーリ・レッドブルの3チームです。日本が誇るホンダは,マクラーレンというチームにエンジンを供給しています。

観戦チケットはネットで購入

今回で最後の開催なのであまり参考にはならないでしょうが,観戦チケットはサーキットの公式サイトで購入しました。購入後に表示されるチケットを自分で印刷して,持参するスタイルでした。ちゃんと自宅にチケットが届くか…という心配は無用だったので良かったです。

マレーシアGPは,全グランプリの中で最もチケットの安いことでも知られていて,メイングランドスタンドという良観戦ポイントでも16,000円(3日間通し券)でした。ちなみに,日本GPのメイングランドスタンドは6~8万円もしますから,いかに安いかご理解いただけると思います。

171017 F1マレーシアGPセパンインターナショナルサーキットメイングランドスタンド

セパン・インターナショナル・サーキットのメイングランドスタンドは,2本の長い直線に沿って座席が設置されていて,一部の特別エリア(人気チームのガレージ前)を除いて自由に移動することができました。

171028 セパンインターナショナルサーキットのメイングランドスタンド 171028 マレーシアGPのホームストレートとピットレーン

メイングランドスタンドからの景色はこんな感じです。ホームストレートと,その脇にピットレーンが見えます。

171028 マレーシアGPピットレーンのマクラーレンホンダフェルナンドアロンソ

レース中,F1カーはタイヤ交換をするためピットに戻ってくることがあります。ピットクルーの神がかり的タイヤ交換作業(たったの3秒!)を生で見られるだけでも,ファンは大興奮です。

金曜日(フリー走行)

171028 マレーシアGPピットレーン出口のフェラーリ2台171028 マレーシアGPピットレーンのルノー・ニコヒュルケンベルク

金曜日は,フリー走行と呼ばれる練習セッションの日です。各チームはフリー走行で,持ち込んだ新パーツのテストをしたり,マシンのセッティングを煮詰めていきます。

土曜日(予選)

171028 マレーシアGPピットレーン出口メルセデス・ルイスハミルトン

土曜日には,決勝のスタート位置を決めるための予選が開催されます。決められた時間内にタイム計測し,速い順に順位がつけられます。

ちなみにマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットは,2本の長い直線を持ちコース幅も広いサーキットです。比較的抜きやすいコースですので,予選で失敗しても挽回の余地はあります。これがモナコのような狭くて抜きどころのないサーキットだと,予選の失敗は致命的となります。

171028 マレーシアGP予選2位のフェラーリ・キミライコネン

予選で2番手だった,キミ・ライコネン選手です。最終コーナーで少しミスをして,0.05秒差でポールポジション(予選1位)を逃したので,かなり不満そうなご様子。さらに決勝では,スタート直前にトラブルが見つかってしまいリタイアに。

実は,何人かの方からライコネン選手を猛プッシュされたこともあり,今回はライコネン選手を応援しようと土曜日にフェラーリグッズを買い漁りました。フェラーリ色で身を固めて,万全の応援体制だったんですが…。優勝も期待できるくらい速かっただけに,とても残念な結果となってしまいました。

その他,予選の結果は以下のとおりでした。

順位チームドライバー
1メルセデスルイス・ハミルトン
2フェラーリキミ・ライコネン
3レッドブルマックス・フェルスタッペン
4レッドブルダニエル・リカルド
5メルセデスバルテリ・ボッタス
6Fインディアエステバン・オコン
7マクラーレンストフェル・バンドーン
8ルノーニコ・ヒュルケンベルグ
9Fインディアセルジオ・ペレス
10マクラーレンフェルナンド・アロンソ
11ウィリアムズフェリペ・マッサ
12ルノージョリオン・パーマー
13ウィリアムズランス・ストロール
14トロロッソカルロス・サインツJr.
15トロロッソピエール・ガスリー
16ハースロマン・グロージャン
17ハースケヴィン・マグヌッセン
18ザウバーパスカル・ウェーレイン
19ザウバーマーカス・エリクソン
20フェラーリセバスチャン・ベッテル

日曜日(決勝)

171028 マレーシアGP決勝レース直前グリッド

日曜日は,待ちに待った決勝レースの日です。F1は,予選で速いタイムを出した順に並んで,マシンが止まった状態で一斉にスタートします。スタート直後はマシン同士の距離が近いですし,みんな少しでも前に出ようとしますからマシン同士が接触することもあります。

171028 マレーシアGP決勝ピット入口のフェラーリ・セバスチャンベッテル

レースを盛り上げてくれたのは,フェラーリとレッドブルでした。エンジントラブルにより予選を走れず,最後尾20番手からスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手。レース中に何台も追い抜きを見せてくれて,会場は追い抜きのたびに拍手喝采。最終的に4位まで追い上げてくれました。

171028 マレーシアGP決勝レッドブルのマックスフェルスタッペン

そして予選3位(予選2位のキミ・ライコネン選手がトラブルのため実質2位)でスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手。前日の9月30日に20歳の誕生日を迎えたばかり。レース序盤にトップを走行していたメルセデスをオーバーテイク(追い抜き)し,そのまま優勝。キャリア2勝目を飾り,最高の形で20代をスタートさせたのです。

20台中18台が完走した最後のF1マレーシアGP決勝の結果は,以下のとおりでした。

順位チームドライバー
1レッドブルマックス・フェルスタッペン
2メルセデスルイス・ハミルトン
3レッドブルダニエル・リカルド
4フェラーリセバスチャン・ベッテル
5メルセデスバルテリ・ボッタス
6Fインディアセルジオ・ペレス
7マクラーレンストフェル・バンドーン
8ウィリアムズランス・ストロール
9ウィリアムズフェリペ・マッサ
10Fインディアエステバン・オコン
11マクラーレンフェルナンド・アロンソ
12ハースケヴィン・マグヌッセン
13ハースロマン・グロージャン
14トロロッソピエール・ガスリー
15ルノージョリオン・パーマー
16ルノーニコ・ヒュルケンベルグ
17ザウバーパスカル・ウェーレイン
18ザウバーマーカス・エリクソン
トロロッソカルロス・サインツJr.
フェラーリキミ・ライコネン

帰りの飛行機で待っていたサプライズ!最高の思い出に。

171028 シンガポール航空A330-300

この日は,レース観戦後の夜にシンガポール経由で帰国予定だったので,レースが終わる15分前に空港への移動を開始しました。というのも,サーキット周辺の混雑はすごくて,土曜日の予選後でもかなり時間がかかっていたんです。車だらけで,Uberのドライバーと合流するだけでも一苦労でした。

171028 マレーシアのUber

サーキットとクアラルンプール国際空港との距離は,スムーズに行けばわずか15分程度ですが,F1対策で警察が道路を通行止めにしていたりして,結局1時間かかりました。

本当は表彰台セレモニーまでゆっくりと観たかったんですが,飛行機と休みの都合上,その日に帰らざるをえませんでした。最後のマレーシアGPを現地で観戦できて最高に楽しかった分,疲労も半端じゃなくて,空港ラウンジでは放心状態でしたね。時間に余裕があるなら,翌日ゆっくり帰ったほうが良いと思います。

171028 クアラルンプール国際空港シルバークリスラウンジ

気を抜くと寝てしまいそうでしたが,乗り遅れるわけにはいかないので,ラウンジで撮った写真を見ながら楽しかったレースのことを振り返って必死に耐えてました笑。「こりゃ飛行機乗ったら爆睡だなー」と思いつつ,レースの余韻に浸りながらゆっくりと搭乗ゲートに向かいました。

171028 マレーシア航空SQ119マレーシアーシンガポール

機材準備に手間取ってるのか,搭乗開始時刻になってもなかなか入れません。15分くらい経ち,ようやく搭乗開始。ビジネスクラスなので,優先搭乗で2番目くらいに機内へ入った…はずなのに既に座っている方がいました。

あれっ?と一瞬思いましたが,勘違いかなーと深くは考えずに手荷物を収納棚にしまいます。ふと,先ほどの方に目を向けた瞬間,完全に目が覚めました!

目の前にいたのは,ほんの数時間前までマレーシアGPで戦っていた,某チームのチーム代表だったのです!チーム代表は,野球でいう監督みたいな立場の方です。

これは夢じゃないだろうかと頭の中はパニック,1分くらい固まってたと思います笑。ビジネスクラスの乗客しか入れなかったこともあり,勇気を出して恐る恐る話しかけてみました。写真とサインをお願いしたところ,にっこり笑って「Sure!」と快く応じてくださいました。

まとめ

マイルを使って,最後のF1マレーシアGPを観戦しました。サプライズもあり,一生忘れられない思い出となりました。サーキットにいると,レース展開はわからないことが多いですが,エンジン音を自分の耳で聞くことができ,自分の目の前を高速で駆け抜けていくマシンを目に焼き付けることができます。これこそが,F1生観戦の醍醐味です!

すべての国で開催されているF1を生観戦することが,僕の大きな夢の1つです。マイルのおかげで,今回夢の1つを実現することができました。これからも少しずつ,マイルで夢を実現していきたいと思います。

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1 Comment

おびひろし

ルール様
いつも楽しく拝読しています。お陰様でSPGカードも作り人生2度目のファーストクラスで機内で誕生日をCAの皆さんにお祝いしていただきました。ハリケーンのおかげで行きはエコノミーだったのですが空港に行ったら無償アップグレードでビジネスにはなりましたが。F1観戦うらやましいです。
友人のお父さんが現役の頃鈴鹿ランドの清掃請け負い会社の役員さん、その友人の友人がバイクのノービスクラスで鈴鹿でレースしていたのでピットでタイムカードを提示する事もしました。
私は海外でF1、テニスの4大大会を観劇したいと思っています。
同期生だった尼さんとも話しているのですが、是非ともオフ会していただけないかな~と。

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