どーも,ルールです。
2018年,ANAマイルを効率良く貯めるために不可欠な最重要ANAカード「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」発行から5年が経ちました。そこで,5周年を記念して,ソラチカカード会員限定イベントが開催されることになりました。
わずか36名しか参加できないこのイベントに申し込んでみたところ,運良く当選することができたので参加してきました。
ソラチカカードは,ANAと東京メトロのコラボカード
ソラチカカードは,正式名称をANA To Me CARD PASMO JCBといいます。ANA・東京メトロ(東京地下鉄株式会社)と提携して,JCBが発行するクレジットカードです。そのため,ANAカードとしての機能とTo Me CARD PASMOとしての機能,そしてJCBカードとしての機能の3つを併せ持つカードなのです。
ソラチカカードのメトロポイントは,下記のとおり,非常に高レートでANAマイルに相互交換することが可能です。
この中で,メトロポイント→ANAマイルへの交換レートを見てみてください(赤枠)。100メトロポイント=90マイルとなっています。つまり,メトロポイントのANAマイルへの交換レートは90%です。これが,ソラチカカードがANAマイルを効率よく貯めるために不可欠と言われる所以です。
さらに詳細を知りたい方や,ソラチカカードをお得に発行したい方は下記リンクをご参照ください。
ソラチカカード5周年記念イベント概要
ソラチカカードの5周年記念で2018年5月12日に開催されたのは,「ANA機体工場見学会と東京メトロお仕事体験」というイベントでした。ANAと東京メトロのコラボカードというソラチカカードの特徴を活かして,双方のイベントを1日で体験できるという特別なものだったのです。
AコースとBコースに分かれており,それぞれ18名の計36名のみ参加可能でした。Aコースは小学生の子供+親のペア参加型で,Bコースは大人のみで一人でも参加できました。
内容はどちらのコースも同じで,僕が参加したBコースは午前中にANA機体工場見学会→午後に東京メトロお仕事体験という流れでした(Aコースはその逆)。
<Bコース詳細>
9:45 受付開始(東京モノレール「新整備場駅」)
10:00 ANA機体工場のお話し会・見学
11:45 昼食(ANA国内線プレミアムクラスお弁当)
12:30 移動(30分)
13:00 東京メトロでの見学・体験
15:00 終了
15:15 解散(東京メトロ「新木場駅」)
参加費は一人10,000マイルで正直ちょっと高いなと思ったのですが,5周年記念特別イベントだったのでまあそんなものかと納得し,きっと当選しないだろうとあまり期待せず申し込んでみたのでした 笑。
ANA機体工場見学会だけなら平日無料で参加できます!
実は,ANA機体工場見学会だけなら,普段から無料で参加することができます。1回あたり80名参加可能で,1回あたり1.5時間で1日4回開催されます。毎日240人参加可能で平日限定の開催,…にもかかわらず大人気のイベントなんです!
というのも,ANA機体工場見学会は完全予約制でインターネットにて6ヶ月前から予約可能ですが,ほぼ6ヶ月先までビッシリと埋まっております。
2018年7月22日の予約状況を確認してみたところ,上記のとおりとなりました。5ヶ月先までは満席状態で,6ヶ月先のみ予約可能な状況です。本当に大人気ですね!
平日参加を希望される方は,お早めに予約されてください。
ANAカード会員向けに土曜日開催していることも!?
飛行機好きなら一度は参加したいANA機体工場見学,だけど平日参加は無理…というあなたのために,土曜日に1日だけ特別開催することがあります。参加できるのはANAカード会員のみで,さすがに無料とはいかず1人あたり1,000~2,000マイルが必要となります。
マイルが必要になるとはいえ,土曜日に開催されるチャンスなんて滅多にありません。狭き門ではありますが,ANAカード会員の方はぜひとも応募してみてください。
まだANAカードを持っていないという方は,まずANAカードを作りましょう。先ほどご紹介したソラチカカードや,下記ANA VISAワイドゴールドがおすすめですよ。
2018年7月22日現在で申し込み可能なのは,10月13日(土)開催予定の「ANA国内線プレミアムクラスお弁当付きANA機体工場見学会」です。
- 応募締め切り:2018年8月17日(金)23:59まで
- 必要マイル:1人2,000マイル
- 募集人数:120名(1組最大4名まで)
今後も,10月27日(土)開催予定の「ファーストクラス機内食試食会とANA機体工場見学会」など,随時ANAカード会員限定で土曜日開催イベントが実施されますので,ANAカードイベント掲示板を定期的にチェックしてみてくださいね。
ANA機体工場見学会はすごかった!
5月12日当日は,早朝に伊丹空港から羽田空港へ向かいました。もちろん,ANAの飛行機に乗って。特典航空券で予約していた08:00発のNH016便は,羽田空港到着が09:15予定でした。集合時間が新整備場駅に09:45だったので,余裕を持つためチェックインカウンターで一便早いNH014便(08:45羽田到着)に変更をお願いしました。
普通席は満席でプレミアムクラスにしか空席がなかったので,当日アップグレード料金11,000円を支払って便を変更しました。するとなんと!この便のプレミアムクラスは,国際線ビジネスクラスに使われているANA BUSINESS CRADLEの座席だったんです。
まったく想定していなかったので,機体工場見学を前に元々高かったテンションがさらに上がりました 笑。アップグレード料金払った価値は十分ありましたね。
通常のプレミアムクラスより足元はさらに18㎝も広く,リクライニング角度も深いです。わずか1時間のフライトでしたが,つかの間のビジネスクラス気分を楽しみました。
羽田空港第2ターミナルからモノレールで新整備場駅に着くと,改札出たところにスタッフの方が待っていました。参加証を手渡され,バスに乗ってANA機体工場へ向かいました。
まずはスライドや冊子を見ながら,ANA整備部門の概要や機体工場のことなどをご説明いただきました。途中,何問か飛行機に関するクイズが出題され,正解者には上の写真のようなノベルティグッズがプレゼントされました。
また,今回は特別イベントということで,機内で緊急時以外普段は触ることのできない救命胴衣を,数名の方が実際に膨らませる体験をさせてもらいました。安全に関わる設備なので撮影不可でしたが,とても貴重な瞬間に立ち会えました。
カメラはα5100,レンズはSEL70300Gで撮影しました。
ひととおりご説明いただいた後は,ヘルメットを着用していよいよ機体工場へ出発です。
ご参考までに,今回のANA機体工場見学の写真は,すべてソニーのミラーレス一眼カメラα5100で撮影しました。
ソニー SONY ミラーレス一眼 α5100 パワーズームレンズキット E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS付属 ブラック ILCE-5100L-B
工場内は,望遠ズームレンズSEL70300Gを装着しました。機体工場近くのA滑走路を離着陸する飛行機を撮れるかなーと期待したからです。なので,結構寄りの写真が多くなっちゃってます。
ソニー SONY ズームレンズ FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL70300G
工場内は,もう少し焦点距離の短い(画角の広い)レンズのほうが良かったなと思いました。なんせ飛行機の近くまで行くと本当に大きいので,全然収まりきらなかったです。
高さ42.4メートルの天井
工場に入ってまず目についたのは,格納庫の大きな大きな扉。なんとこの格納庫,高さ42.4メートルもあるんです。天井付近にかかっている時計は,小さく見えて実は直径1.5mもあるんですよ 笑。
この東京新第1号格納庫には,最大7機の飛行機を格納することができるほど広いです。
この日,第1号格納庫にはボーイング737-500(機体記号:JA301K),ボーイング777-200(機体記号:JA703A),ボーイング777-300(機体記号:JA751A)の3機が整備のためドック入りしていました。
退役したばかりのボーイング737-500を○○に!
こちらは,ボーイング737-500です。実はこの737-500は,普通の機体ではなかったんです。
胴体塗装の一部が,隠されているのがわかると思います。ここには通常,ANAのブランドコンセプトである「Inspiration of JAPAN」の文字とともにANAのロゴが刻まれています。
このときは再塗装してるのかなーくらいで特に気にしていなかったのですが,帰宅したのちに下記プレスリリースを見てその理由がわかりました。
僕が機体工場見学した日の前日に,ANAで初めて退役機を1機丸ごと整備訓練専用の機材へ活用することが発表されていたんですよね。
つまりこの機体は,整備訓練専用機だったのです。隠されていた部分には,「ANA TECHNICAL TRAINING」の文字が新たに刻まれていたというわけです。
ボーイング777-300は,双発機(エンジンが片翼に1基ずつ,計2基の機材)の中で世界最長となる73.9mを誇る機材です。
いつもは搭乗ゲート付近の窓から眺めることしかできない飛行機の真下を通るという,飛行機ファンには嬉しい体験もできました。
飛行機のパーツで地面に接しているのはタイヤだけ
ボーイング777-300の左右主翼付近についている主脚は,6本のタイヤで構成されています。237トンの巨体を支えるタイヤには,1本あたり最大20トンもの負荷がかかり,250km/h以上で離着陸を繰り返します。
タイヤ置き場には,大きなタイヤが所狭しと並んでいました。最新のラジアルタイヤという飛行機タイヤは,約350回の離着陸ごとに交換するそうです。
交換したタイヤはすぐに廃棄…ではなく,磨耗したゴム部分(トレッド)を張り替えて(リトレッド)再利用します。1本あたり3回はリトレッドを繰り返すことができ,再びタイヤとして使えるのです。
飛行機タイヤの製造メーカーといえば,ブリヂストン,ミシュラン,グッドイヤーなど限られています。中でもブリヂストンは,100席以上の民間航空機で全世界シェアの約40%程度を占めているんですよ。
飛行機の心臓「ジェットエンジン」
ジェットエンジンは,飛行機の心臓とも呼べるパーツです。エンジン前方から空気を取り込んで圧縮し,燃料とともに燃焼・爆発させることにより,後方へガスを噴出させ推進力を得るのです。
この推進力と翼によって揚力が発生し,飛行機は空を飛ぶことができます。
ジェットエンジンには,高い推進力と低燃費の両立が求められます。効率の良いエンジンを追求するため,依然と比べジェットエンジンのサイズは大型化してきました。
ボーイング777-300に使用されているジェットエンジンは,直径2.5mもあります。間近で見ると,本当に大きかったですよ!
長胴型機材に義務付けられている安全対策「テールスキッド」
後部に回り込んで見上げてみると,何やら見慣れないパーツがついていました。これは,テールスキッドという名前のパーツなんですが,何の役割があるか皆さんわかりますか?
伊丹空港に着陸しようとしている飛行機の後部を見てみると,先ほどのテールスキッドが見えますね。テールスキッドは,ランディングギア(タイヤ)と連動して出てくるパーツで,その役割は離着陸時のしりもち対策なんです。
飛行機は,離着陸の瞬間には機首が上がり,胴体後部と地面との距離が近くなりますよね。ボーイング777-300のような胴体部の長い機材は,地面との距離がさらに近くなって接触するリスクが高まります。
テールスキッドは,万が一地面と接触してしまったときに機体を保護するために,衝撃を吸収する緩衝材としての役割を果たしています。
このような細かいパーツまで見ることができるのも,機体工場見学の醍醐味ですね。
目の前の滑走路を離着陸する飛行機が見られます!
ここで今さらながら,ANA機体工場の位置をご紹介します。羽田空港には,A~Dの4本の滑走路があります。
ANA機体工場の目の前はA滑走路となっており,見学中目の前を離着陸する飛行機を見ることができるんです。
A滑走路が離陸運用か着陸運用かは,その日の風向きによって決まります。追い風だと離着陸が難しくなってしまうので,なるべく向かい風となるようにしているんですね。この日は南風だったので,離陸運用でした。
ANAも開発に携わったという最新鋭機ボーイング787-9が,国際線ターミナルビルを背景に離陸していく姿を見ることができました。
離陸の瞬間には時速250㎞/h以上に加速していますから,あっという間に上空を飛んでいきます。ボーイング787の翼は,スタイリッシュでかっこいいですねー。
工場見学最後のお楽しみは,お昼ごはんです。特別イベントということで,ANA国内線プレミアムクラスで出てくるプレミアムGOZENが振舞われました。
2年前に飛行機修行をしていた頃,沖縄を往復しながら機内で食べていたのを懐かしく思いながら,美味しくいただきました。
午後はバスで東京メトロ総合研修センターへ移動し,実際の駅や改札を再現した設備を見学したり,シミュレータで運転士や車掌業務を体験したりと,充実したイベントでした。
まとめ
ソラチカカード5周年イベントに運良く参加することができ,以前から行ってみたかったANA機体工場見学がようやく実現しました。飛行機好きなら,絶対に一度は訪れるべきだと思います。
平日なら,予約さえとれれば無料で参加できます。土曜日しか参加できない方は,ANAカード会員限定イベントを狙ってみてください。きっと,ますますANAや飛行機を好きになるはずです。
ANAマイルを効率よく貯める方法が知りたい方は,下記ページをまずはじっくりと読んでみてください。
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