海外旅行者必読!事前登録不要の顔認証ゲートで空港の出入国審査を30秒で終わらせる

どーも,ルールです。

海外旅行などで国際線の飛行機に乗るとき,当日の空港では国内線よりも多くの手続きが待っています。そのため,国内線の空港到着時間の目安が出発1時間前なのに対し,国際線は2時間前までには空港に到着しておくべきだと言われています。

国際線で日本から出発するときの主な手続きは,チェックインカウンターでのチェックインと手荷物預け入れ,国内線よりも厳しい保安検査,そして出国審査です。また帰国するときは,入国審査と税関申告があります。空港には多くの乗客がいますので,どの手続きも混雑を覚悟しておかなければなりません。

せっかく空港に来ているんですから,免税店での買い物など楽しいことに時間を使いたいですよね?そこで,並ばずにわずか30秒で出入国審査を済ませることのできる,自動化ゲートを紹介します。

出入国審査とは

170305 出入国審査スタンプ

安全に安心して生活できる国であり続けるためには,空港や港といった玄関口でしっかりと出入国を管理・審査することがとても重要です。

出入国審査では,出国あるいは入国する際に,所持するパスポートやビザが有効であること,滞在目的や滞在期間などを確認し,出入国する人物の審査を行っています。審査の結果,審査官に許可された者が出入国を認められ,パスポートにスタンプを押してもらいます。

とはいえ,自国民の出入国は,一部を除いて,それほど防犯上のリスクはありませんよね。そこで,日本の主要国際空港には,出入国の際に,ゲートに設置された機械により出入国者を認証する自動化ゲートが導入されています。自動化ゲートによって,出入国の手続を簡素化・迅速化し,利便性を高めているのです。

対面式の出国審査場は,その前の保安検査場が混雑することもあってか,普段はそんなに並んでいる印象はありません。しかし,ゴールデンウィーク,お盆,正月,春休みや夏休みなどはかなり並びます。

一方,入国審査場は,一度に数百人が同じ飛行機で帰ってきますから,時期を問わず混雑しやすい印象です。こうした連休中の旅行や帰国時に,自動化ゲートは絶大な威力を発揮します。

自動化ゲート利用方法

かつて自動化ゲートといえば,事前登録が必要な指紋認証タイプでした。しかし,2018年に顔認証タイプの自動化ゲートが導入され,羽田空港・成田空港・関西空港・中部国際空港・福岡空港の国内5空港に設置されています。

顔認証ゲートの良い点は,事前登録不要で日本国民は誰でも利用できることです。具体的に顔認証ゲートを利用できる条件は,

  • ICパスポートを持っていること(日本のパスポートは,2006年より原則ICです)
  • 一人で機械の操作ができること
  • 身長が135cm以上であること

利用方法はとっても簡単。初めてでも全く心配は要りません。出入国審査場は写真撮影禁止区域なので,法務省のHPから写真をお借りしました。

顔認証ゲート

こちらが自動化ゲートの機械です。右側の進入LEDが緑色に点灯したら,ゲートに向かいましょう。進入禁止マーク点灯中は,慌てずお待ちくださいね。

操作手順は簡単2ステップ!①パスポートの顔写真ページをスキャンして,②顔写真を撮影するだけです。

顔認証ゲート手順1

まず,パスポートの顔写真ページを開いて,裏返して置いてください。パスポートにカバーをつけていると認識されないことがよくあるので,外しておいたほうが良いと思います。

顔認証ゲート手順2

パスポートがスキャンされたら,画面の指示に従って,顔写真を撮影します。僕は普段眼鏡をかけており,パスポート写真は眼鏡なしですが,顔認証では眼鏡をかけたままでも問題なく認識されます。わざわざ外す必要はありません。

ただし,帽子・サングラス・マスク等は,顔画像の照合を妨げる原因となってしまいますので,撮影が始まる前に取り外してくださいね。

顔認証ゲート手順3

成功するとゲートが開きますので,そのまま通過してください。所要時間わずか30秒で,スムーズに通過することができます。

【重要】自動化ゲートを利用しても,日本出入国スタンプは押してもらうべき!?

170305 自動化ゲートだとスタンプなし

顔認証ゲートでは,日本出入国時のパスポートにスタンプは押されません。自動化ゲートを通過した先は二手に分かれているので,職員のいる方に進むか,近くの事務所にいる職員に声をかければスタンプ(証印)を押してもらえます。

とはいえ,せっかくエクスプレス通過したのにわざわざスタンプもらうのが面倒で,僕はこれまで,パスポートに日本出国スタンプは押してもらっていませんでした。ないことで困った経験はなかったので,それでいいと思っていたのです。

しかし,海外旅行障害保険の保険金請求に日本出入国スタンプが必要ということを,Twitterでご指摘いただきました。海外で何かあったときに役立つのが,海外旅行保険ですよね。多くのクレジットカードには,海外旅行障害保険が付帯されています。

もしものときは安心だなと思っていたんですが,日本出国スタンプがないと保険が適用されない場合もあるとのこと。

例として,年会費無料にも関わらず充実した海外旅行傷害保険が自動付帯されることでも定評のある,エポスカード(VISA)の保険金請求について調べてみると,

170306 エポスカード保険金請求に必要な書類

はっきりと,出国スタンプのページのコピーが必要であると明記されていますね。別の例として,これまた海外旅行傷害保険が自動付帯されるANAカードの場合には,

170306 ANAカード保険金請求に必要な書類

日本出入国日およびご本人様のお名前を確認できる書類と,やや緩い表現となっています。日本出国スタンプがない場合には,搭乗券の半券でもOKだったという情報もあります(eチケットでもOKだったことはあるが,原則ダメだそうです)。

出入国審査が自動化ゲートの導入で迅速化された一方で,保険金請求には日本出入国スタンプが必要な場合が多いという現実は残念なことです。制度改善を願いたいですが,今のところは,万が一の時に海外旅行傷害保険を使えるように,日本出入国時に自動化ゲートを利用してもスタンプを押してもらったほうがよいでしょう。僕も現在は,スタンプを押してもらうことにしています。

ナナママさんが実際に台湾で怪我をして病院に行き,クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険に保険金を請求した体験談を記事にされています。とても参考になりますので,こちらもぜひ読んでみてください。

台湾に行った際、夕食のあと街をあるいていたときに店先で怪我をしてしまいました。 少し流血していたのと感染症が心配で病院にいくことにしました。 この時はかなり動揺していて海外の旅先で病院に行くという経験がなかったので、焦っていました。 無事治療も完了し...

海外空港で出入国審査を短縮するには

自動化ゲートは海外空港にも設置されていますが,基本的に自国民を対象としているものがほとんどで,訪れた海外空港では対面式の審査レーンに並ぶことになります。ただし場所によっては,優先レーンを利用することができます。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

ビジネスクラス以上に搭乗する

海外空港の中には,ビジネスクラス以上搭乗者専用の審査レーンが設置されている空港があります。たとえばタイのスワンナプーム空港には,プレミアムレーンと呼ばれる専用審査レーンがあり,特定の航空会社のビジネスクラス以上に搭乗した際に,クーポンを渡されることがあります。このクーポンを提示すると,プレミアムレーンを利用することができます。

台湾の快速査驗通關

直近1年間に3回以上台湾を訪れた人は,オンラインで常客証を申請することが可能です。以下の英語ページで発行された常客証は1年間有効で,印刷してパスポートと一緒に提示すると,快速査驗通關という専用レーン(対面式)を利用することができます。
常客証(Speedy Immigration Inspection Certificate for Foreign Frequent Visitors)

台湾の出国審査自動化ゲート(外來人口快速查驗閘門)

台湾南部の高雄国際空港には,外国人向けに出国審査用の自動化ゲートが2台設置されており,試験運用されています。この自動化ゲートのユニークなところは,事前申請不要なところ。入国審査のときに指紋登録した満14歳以上の外国人なら,誰でも利用することができます。今後,他空港での運用も計画されているそうです。

空港での手続きをよりスピーディーに

国際線の飛行機に搭乗するとき,当日の空港では,チェックイン,保安検査,出国審査の各種手続きがあなたを待っています。このうち出国審査については,自動化ゲートに登録することでスムーズに通過できるようになります。手続きはわずか5分程度で,旅行当日でも大丈夫ですからぜひとも利用してみてください!

また,チェックインや保安検査での混雑を回避するためには,2つの方法があります。1つは,ビジネスクラス以上に搭乗する方法。現金ではなかなか手の届かないビジネスクラスでも,マイルを貯めれば現実になるんですよ。

実はマイルって,正しい貯め方を知っていれば大量に貯めることが可能なんです。

出張や旅行で飛行機に乗ったことのある方なら,一度はこんなこと思ったことはありませんか?「マイル貯めた方がいいっていうからマイレージカード作ったけど,全然貯まらないじゃん…。」「年に1回くらいは,家族で旅行したい。だけど現実はなかなか難しい…。そういえ...
どーも,ルールです。僕は,2016年4月からポイントサイトを利用して,たくさんのポイントを貯めています。さらに夫婦でポイントサイトを利用することで,獲得できるポイントは2倍になります。これまで夫婦で貯めたポイントは,9月までの半年間で実に39万円分になりま...

そしてもう1つは,航空会社の上級会員になるという方法があります。僕は2016年にANAの上級会員になり,そのメリットの絶大さにとても満足しています。チェックイン,保安検査の時間短縮だけではなく,航空会社のラウンジを利用することもできるようになるので,空港での時間を優雅に過ごすことができるんです。興味のある方は,下記の記事を読んでみてください。

「あぁ,SFC(スーパーフライヤーズカード)が欲しい…」そう思い続けて,2016年12月に念願のスーパーフライヤーズカードを手にすることができました。このSFCは特別なANAカードと言われており,ANAのプレミアムメンバーであるプラチナ会員とダイヤモンド会員しか,SF...

13 Comments

sasasan3

中国によくいくのですが、始まった最初の頃は入国時に色々難儀しましたが、現在は全然大丈夫ですね^^

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rulearc

さささん,こんにちは!
あーe道を忘れてました。香港に続いて,深センのe道は昨年の8月から使えるようになったんですよね。情報ありがとうございます!

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ゆい

こんにちは!!
30秒はすごいですね〜〜!!
まだまだ知らないことがたくさんでおもしろいです♪

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rulearc

ゆいさん,こんにちは!
すごいですよねー。え?もう通っていいの?っていうくらい早いので,ぜひお試しください!

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taknexus1

こんにちは。自分も前回の日本出張からの帰国時に登録しました。
入国時は日本人と外国人に分けられるので、さほど時間もかからない事の方が多いですが、出国時は長蛇の行列になってる事も多く自動化登録のメリットは大きいですよね。
事前登録もすぐに完了しますので、自分は登録して大正解!と思ってます。
スワンナプームもタイ人向け自動ゲートがありますので、いつかは日本のように条件を満たす外国人には開放してもらえるようになるかもしれませんね。

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rulearc

やまさん,こんにちは!
おっ,やまさんも登録されましたか!便利ですよねー。スワンナプームもいつか外国人に開放してもらえるといいですね,いつも激混みなので…。

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おびひろし

ルール様
いつも楽しく拝読させていただいています。一昨年関空でその威力をまの当たりにしたのですが、そんなに海外に行かない者にとってはスタンプが押されているのが嬉しくて申込しませんでした。
ところでお教えいただきたい件が有ります。頭の中で情報が混乱していまして。
9月1日にニューヨークに行く予定です。特典航空券は現在全てのクラスでキャンセル待ちの状態でした。3月中旬に30000pp 4~5月に50000ppに到達予定ですが事前サービスでは座席数は増えないでしょうか?
お教えいただければ幸いです。

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rulearc

おびひろしさん,こんにちは!
自動化ゲートを通った後にスタンプもらうことができるんですよ。ぜひお試しください。
ご質問の件,事前サービスでもプラチナ会員枠を利用できるようになるはずです。

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禅林

すみません。恐れ入ります。
『通過後に近くの職員にスタンプを押してくれるように言う』ということは、どういうことでしょうか? 
ちょうどよく近くに職員がいるとは限りません。
もちろんパスポート審査のブースには職員はいますが、彼等には審査待ちの旅行者が列を成しているわけですからそこに割り込んで行って「スタンプ押してくれ」とは言いにくいでしょう。
事務室みたいな所の中には職員はいますが、わざわざそこに行くのはまるでみずから「別室に連行」されに行ってるようで妙な感じ、かつ、手間が掛かるし面倒で、自動化で素早く通れるというメリットを台無しにしてしまいます。要するに、だったら最初から普通に並んだ方が良い。
実体験からくるアドバイスをいただきたいです。

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rulearc

禅林さん,コメントありがとうございます。
本文中に書いていますが,残念ながら僕は,これまで自動化ゲートで出国スタンプをもらわないデメリットを知らず,自動化ゲート通過後にスタンプをもらったことがないんです。保険金請求に必要だと知り,今後は必要だなと感じたので記事にも書いた次第です。4月に体験予定ですので,その後追記したいと思っています。
また,自動化ゲート後にスタンプをもらうことが,”自動化で素早く通れるメリットを台無し”に感じられたかもしれません。ご理解いただきたいのは,自動化ゲートと保険金請求のための出国スタンプはまったく別の話だということです。
自動化ゲートは,禅林さんもご理解されているとおり,出入国手続きを簡素化・迅速化するために,入国管理局が導入しました。単純に自動化ゲートを利用するだけなら,出入国スタンプは不要です。
ただし,海外旅行傷害保険において,保険金請求をする場合には出入国スタンプが必要と,保険会社が定めているのです。ANAカードのように請求条件が緩和され,航空券の半券で代用できる場合もあります。
我々旅行者は,多くの保険会社がANAカードのように柔軟な対応をしてくれるように願うばかりです。そうすれば自動化ゲートだけでも心配いりませんから。少なくともそうではない今は,万が一に備えて,(たとえ手間であっても)スタンプをもらうべきだと注意喚起したかったのです。

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へろへろ

こんにちは。

1/5 に台湾桃園国際空港から出国しましたが、外国人も e-Gate 通れるようになってました。試験運用かどうかは不明ですが、
係員がつきっきりで、失敗した人は従来の有人ブースに誘導してました。
最初に指紋認証をするなど、高雄とは、また違うシステムだと思います。
(たしか、高雄の試験ゲートは先にパスポート読み取り)

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rulearc

へろへろさん、

最新の貴重な情報をご提供いただきありがとうございます!最近は色々な国で、外国人が利用できる自動化ゲートも増えていると聞きます。

大混雑のイミグレーションを待つのは本当に時間の無駄だと思うので、できる限り短くなる仕組みに期待しています。

適宜、情報をアップデートしていきたいと思います。

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へろへろ

2/3 に再度桃園に行ったので訂正です。
T1出国時、e-Gate 利用可能のようです。
T2での一般外国人は、従来のまま有人の出国審査でした。
なお、T2中華航空セルフチェックインの受託手荷物が市内チェックインと同じ無人カウンター(ガイドは居ますが)になってます。

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