アメックスの航空便遅延保険はいつ役立つの?補償内容は?

クレジットカードに付帯している保険といえば,旅行傷害保険が浮かぶという方も多いでしょう。旅行傷害保険は,旅先でのケガや病気,携行品破損や盗難などのトラブルをサポートしてくれる保険です。ほぼすべてのクレジットカードに付帯しているといってよいでしょう。

旅行傷害保険以外に,一部のクレジットカードにのみ付帯されている保険があります。それが,航空便遅延保険です。

航空便遅延保険とは,その名のとおり,乗る予定だった飛行機が遅延・欠航となったときにサポートしてくれる保険です。僕が実際に遭遇した事例を交えながら,どんなケースが対象となるのか?何を補償してくれるのか?航空便遅延保険について,くわしく解説します。

航空便遅延保険の対象となった2つの事例

海外旅行の際,自分がどんなに気をつけていても,航空便が遅延したり欠航となったりといったトラブルは起きてしまいます。いつかは自分の身に降りかかってくることだと思っておいてください。

もっとも大事なことは心構えです。トラブルだからこそ,慌てず冷静に「何をやらなければならないか」を考え,実行していくことが重要ですね。

心構えを養うためには,他人のトラブルの体験談を知ることが有効だと思います。それが疑似体験となり,いざ似たような場面に遭遇したときに焦らずに済むかもしれません。

ということでまずは,実際に僕が遭遇した航空便遅延保険の対象となった2つのトラブルをご紹介します。

ケース1 タイからの帰国便が欠航に。

僕は年に何度かタイへ出張する機会があります。そのときも仕事で来ていて,8日間の滞在を終えた早朝,スワンナプーム空港へ向かっていました。タイ国際航空が運航するバンコク→関空の直行便に乗るためです。

空港のチェックインカウンターへ到着したところ,なんだか雰囲気がいつもと違う気がしました。隣のカウンターの乗客が,何やらグランドスタッフさんと話し込んでいる様子。揉めてるようにもみえました。

自分の番が来て,すぐにその理由がわかりました。無情にも,「あなたの乗る便は,飛行機の手配がつかないので出発できない」と告げられたのです。一瞬,頭が真っ白になりました。

その時点ではまだ欠航と確定しておらず,飛ぶ可能性を信じて待つか振替便に変更するか,選択できました。飛ぶ可能性を信じて待つ場合は,出発時刻か欠航が確定するまでずっと電光掲示板とにらめっこしなくてはなりません。

ゴールデンウイーク直前で翌日は休みだったこと,急ぎの予定がなかったことから,とりあえず自由になりたかったため振替便に変更することに。

グランドスタッフさんから,バンコク→香港→関空,バンコク→羽田→(東京で一泊)→伊丹,バンコク→名古屋→新幹線で新大阪,などの選択肢を示してもらった中,1つ後の便のバンコク→関空の直行便に振替しました。

このケースでは,元々乗る予定だった便の出発予定時刻は08:25,振替便の出発予定時刻は23:30だったので,約15時間の遅延が発生したことになります。

今回の遅延は機材の故障が原因で起こったことだったので,航空会社に責任があることになります。航空会社からは,待ち時間を過ごす場所として空港隣接ホテルの部屋を用意してもらえました。

ケース2 スーツケースだけがジャカルタへ

2つ目のケースも,タイ出張時に起こったことです。ケース1は復路でしたが,ケース2は往路で起こりました。

僕は大阪に住んでいて,ホーム空港は伊丹空港です。関空ーバンコク直行便はJALとタイ国際航空便しかありませんので,ANA便でタイに出張するときは,伊丹→羽田→バンコクというルートで移動します。

スーツケースは伊丹空港で預け入れ,羽田空港では荷物を受け取らずにそのまま,出国審査を終えたあとはANAラウンジで過ごしていました。

11:00発のバンコク行きの便が搭乗時刻となり,ゲートにて搭乗券を提示したところ,エラー音が鳴りました。

「こ…これはまさか…噂に聞くインボラアップグレードか!!」と一瞬期待しましたがそんなことはなく,スーツケースの情報がシステム上で紐づけされていなかったが,もう大丈夫ですという説明でした。

今まで何度も飛行機に乗ってきて,こんなことは一度もなかったので,なんとなく嫌な予感がしました。

あとでわかったことですが,実はこのとき既に,僕のスーツケースは10:15発の便でジャカルタに旅立っていました。預入手荷物をコンテナに積み込む際,僕のスーツケースは誤って隣のコンテナに積み込まれてしまったそうです。

バンコクのスワンナプーム空港では入国審査がとても混雑しており,審査を終えた頃には荷物はすべてターンテーブル近くに降ろされていました。嫌な予感は的中し,僕のスーツケースは見当たりません。

荷物のすぐそばに立っていた地上係員に,僕のスーツケースがないことを告げたところ,無情にも「ミスター,残念ながらあなたの荷物はまだ羽田よ(本当はジャカルタ)」と宣告されたのです。

上記のような未着手荷物報告書を記入して,あとはスーツケースが届くのを待ちます。ホテルまで届けてくれるとのことだったので,そのままホテルへ移動しました。

本来受け取るはずだった時間から約14時間の翌朝7:00ごろ,ホテルにて無事スーツケースを受け取ることができました。

航空便遅延保険が付帯するクレジットカードはアメックスがおすすめ!

航空便遅延保険は,海外旅行中の飛行機での移動に伴うトラブルをサポートしてくれるすごく便利な保険です。充実した補償内容のため,残念ながら年会費無料のクレジットカードにはまず付帯されません。

航空便遅延保険は,ゴールドカードの中でも一部のカードにだけ付帯している保険なんです。

その中で旅行好きの方に僕がおすすめしたいのは,ゴールドカードの中でも最上位に君臨すると言われるアメックスが発行している2枚のカード,アメックス・ゴールドSPGアメックスです。

どちらのカードも,旅行傷害保険・航空便遅延保険が自動付帯(所持しているだけで保険が適用される)であることはもちろん,海外旅行者にとって特にうれしいさまざまな特典があるからなんです。

ゴールドカードの王様,アメックス・ゴールド

アメックス・ゴールドには,以下のような特典があります。

  • スーツケース1個を空港・自宅へ無料で配送
  • エアポート送迎サービス(特別定額料金)
  • 空港カードラウンジ 本人+同伴者1名まで無料
  • プライオリティパスラウンジ 年2回まで無料
  • 海外旅行先でも24時間日本語でサポート
  • もしものキャンセル時,最高10万円*まで補償
  • ポイントはマイルに交換可能

どれも,あったらいいなと思える手厚いサービスですよね。さすがはアメックスといったところ。アメックス・ゴールド申込は,下記よりどうぞ。

アメックス・ゴールド申込ページへ ≫

アメックス・ゴールドの入会キャンペーンについて,詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

良いホテルに泊まりたいならコレ!最強ホテル系カード,SPGアメックス

SPGアメックスは,ラグジュアリー国際カードブランドのアメックスと世界最大のホテルグループであるマリオットインターナショナルとがタッグを組んだ最強ホテル系カードです。

アメックスとマリオットの良いトコどりをしたようなクレジットカードなんです。その充実した特典は以下のとおり。

  • スーツケース1個を空港・自宅へ無料で配送
  • エアポート送迎サービス(特別定額料金)
  • 空港カードラウンジ 本人+同伴者1名まで無料
  • 海外旅行先でも24時間日本語でサポート
  • マリオットのゴールドエリート会員資格(部屋無料アップグレード,14時までのレイトチェックアウトなどの特典あり)
  • ポイントはマイルに交換したり,ホテル無料宿泊も。

旅行するならホテルにもこだわりたいという方,旅行のときくらい贅沢に良いホテルに泊まってみたいという方が増えていて,いまSPGアメックスの人気が急上昇しているんです。

しかも今なら,紹介プログラム経由でSPGアメックスを発行すると36,000ポイントもらえる入会キャンペーンを開催中です。SPGアメックス申込は,下記ページ内のリンクからどうぞ。

紹介プログラムで36,000ポイント
SPGアメックス申込ページへ ≫

また,SPGアメックスの魅力について下記記事にてまとめています。もっと知りたいと思った方は,一度ぜひじっくりと読んでみてくださいね。

航空便遅延保険(海外)の補償内容

まずは,海外旅行での航空便遅延保険の補償内容を見ていただきましょう。航空便遅延保険の補償は,大きく飛行機の遅延・欠航に関するものと預け入れた手荷物に関するものがあり,以下のような場合に補償してくれます(アメックス・ゴールドSPGアメックスの場合)。

航空便遅延保険
の補償内容
保険金が支払われるケース補償対象と金額
乗継遅延費用補償乗継地点への航空便の遅延に
よって,乗継便に搭乗できず,
乗継地点到着から4時間以内
に代替便にて出発できない場合
①ホテル宿泊料
②食事代
20,000円まで
出航遅延・欠航・
搭乗不能費用補償
出発予定時刻から4時間以上
の遅延または欠航し,元の出
発予定時刻から4時間以内に
代替便にて出発できない場合
食事代
20,000円まで
受託手荷物遅延
費用補償
目的地に到着してから6時間
以内に,預入手荷物を受け取
ることができなかったために,
費用負担が発生した場合
①衣類
②生活必需品
20,000円まで
受託手荷物紛失
費用補償
目的地に到着してから48時間
以内に,預入手荷物を受け取
ることができなかったために,
費用負担が発生した場合
①衣類
②生活必需品
40,000円まで

以下の場合は保険金支払いの対象外となりますので,ご注意くださいね。

  • 戦争,外国の武力行使,革命,政権奪取,内乱,武装反乱その他これらに類似の事変または暴動
  • 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
  • 核燃料物質もしくは核燃料物質に汚染された物の放射性,爆発性その他の有害な特性またはこれらの特性による事故 など

航空便遅延や欠航で発生した予定外の食事代やホテル宿泊料を補償!

日本は島国ですから,海外旅行では必ず飛行機での移動が伴いますよね。

空港でスーツケースを預け入れ,チェックイン手続きをして保安検査場・出国審査場を通過します。予定どおり出発し到着できれば良いですが,出発遅延が起こったり,最悪欠航してしまうことも。

航空便遅延や欠航が起こる原因には,台風・降雪といった悪天候などの航空会社に責任がない場合と,機材故障などの航空会社に責任がある場合があります。

どちらの場合であっても,基本的に航空会社は便の振替または払い戻しの対応をしてくれます(航空券の種類・振替方法などにより,対応できない場合もあります)。

しかし,遅延や欠航によって発生する時間のロスは,航空便遅延や欠航が起こった原因によって大きく異なります。振替便を待つ間に,予定外に食事が発生することもあるでしょう。また,振替便が翌日になれば,宿泊せざるを得ないこともあります。

航空会社に責任がある遅延・欠航の場合,予定外に発生した食事代や宿泊代は,航空会社が負担してくれるはずです。

しかし,悪天候など航空会社に責任がない遅延・欠航の場合,これらは一切補償されません。振替便のために空港の硬い椅子で夜を明かすのは嫌ですし,食事だってしたいですよね。

航空便遅延保険があれば,航空会社に責任があるかどうかに関係なく,1回の遅延・欠航につき最大20,000円まで補償してくれるんです!慣れない海外空港で遅延・欠航が発生して不安な気持ちのとき,とっても心強いですよ。

ちなみに航空会社に責任がある場合は,航空会社が負担した分を超えてかかったコストが航空便遅延保険の補償対象となります。

先ほどのケース1では…
15時間の遅延が発生したので,出航遅延・欠航・搭乗不能費用補償が適用となります。待ち時間中の食事代が,最大2万円まで補償の対象です。

今回の遅延は航空会社に責任があったので,待ち時間に滞在するホテルの部屋とホテルでの食事は用意していただきました。ただ,バンコクへ出かけましたので,そのときの食事代約6,000円を航空便遅延保険にて補償してもらえました。

預入手荷物を受け取れないときも航空便遅延保険が衣類・生活必需品の費用を補償!

航空便遅延保険のもう1つの素晴らしいところは,預け入れた荷物(スーツケース)の遅延または紛失の場合も補償してくれるという点です。いわゆるロストバゲージですね。

目的地空港のターンテーブルで,あなたが預け入れたスーツケースが出てこないこともあります。スーツケースには,衣類や歯ブラシ,髭剃り,化粧品等の生活必需品が入っているはず。ないと,めちゃめちゃ困りますよね。

そんなときも航空便遅延保険が助けてくれます!もし,到着から6時間以内に預入手荷物を受け取ることができなかったら,現地で購入した衣類や生活必需品の費用を最大20,000円まで補償してくれます。

もし万が一,48時間経っても預入手荷物を受け取れなかった場合は,さらに40,000円,合計最大60,000円まで補償してくれるんです。

帰国便は決まっているので,旅の時間は限られています。スーツケースを受け取れないことで,楽しい旅行をすべて台無しにされるのなんて嫌ですよね。とりあえずの衣類や生活必需品を現地で購入すれば旅は続けられますし,航空便遅延保険があれば費用の心配はいらないのでホッとすることでしょう。

もしものときなんてないに越したことはないんですが,自分がどれだけ気をつけていても避けようのないことだってあります。そんなときに航空便遅延保険の存在があるだけで,とても安心感がありますよね。

先ほどのケース2では…
14時間の遅延が発生したので,受託手荷物遅延費用補償が適用となります。

よって,衣類と生活必需品の購入費用15,000円は航空便遅延保険でも補償されたはずですが,今回はANAから補償させてほしいと申し出がありました。ちなみに,僕が購入したものは以下のとおりです。

  • 下着・靴下
  • Tシャツ
  • ハーフパンツ
  • Yシャツ(仕事用)
  • 歯ブラシ・歯磨き粉・リステリン
  • T字カミソリ

預入手荷物が完全紛失の場合は,携行品損害補償を思い出して!

ロストバゲージに遭って,その後いくら探してもらっても出てこなかった場合は残念ながら完全紛失となります。中には,リモワ・ゼロハリバートン・グローブトロッターなどの高価なブランドスーツケースを使っている方もいるでしょう。

そのときは,携行品損害保険がありますからどうか覚えておいてください。携行品損害補償は,旅行傷害保険の補償の1つでほとんどのクレジットカードに付帯しています。

ただし旅行傷害保険は,クレジットカードによって自動付帯と利用付帯(そのクレジットカードで旅行代金を支払うことが条件)がありますのでご注意を。

アメックス・ゴールドSPGアメックスの場合,旅行傷害保険も航空便遅延保険も自動付帯です。携行品損害補償は,1個につき最高10万円,1旅行につき最高50万円まで補償してくれますよ。

高価なもの・紛失しては困るものは手荷物として必ず機内に持ち込もう!

空港ではなるべく身軽でいられるよう,つい重いものやかさばるものはスーツケースに入れて預けれしてしまいがちです。しかし,常にロストバゲージが起きる可能性はあります。

運悪くロストバゲージに遭ってしまったときのダメージを最小限に留めるよう,以下に挙げるような高価なものや必需品は機内に持ち込み,肌身離さないようにしましょう。

機内に持ち込んだ方が良いもの

  • 現金
  • 貴金属類・アクセサリー
  • カメラ
  • ノートパソコン
  • メガネ・コンタクトレンズ
  • 重要書類
  • 持病の薬
  • その他,紛失しては困るもの

まとめ

アメックスの航空便遅延保険は,①飛行機が遅延・欠航した場合の食事代やホテル宿泊料,②預け入れた荷物(スーツケース)の遅延または紛失の場合の衣類や生活必需品購入費用を補償してくれる保険です。

航空便遅延保険があるというだけで,トラブルのときの安心感は半端じゃないです。ただ,その充実した補償内容のため,ゴールドカードの中でもアメックスなど一部のクレジットカードにだけ付帯している特別な保険なんですよね。

下記でご紹介するアメックス・ゴールドとSPGアメックスは,どちらも航空便遅延保険が付帯しているしそれ以外にもたくさんの魅力があります。僕と同じように旅行好きな方には,絶対おすすめしたいクレジットカードですよ。

4 Comments

だん

質問です。
ケース2ではスーツケースの遅延のようですが、待ち時間の食事代が発生とはどのようなケースでしょうか?
「ちょっとバックヤード探して来るから待っててね!」と言って待たされることがあるという認識でよろしいでしょうか??

返信する
rulearc

だんさん,
ご指摘いただきましてありがとうございます!完全に僕の誤記でした。
おっしゃるとおり,スーツケース遅延の場合は,待ち時間の食事代は補償されません。
補償されるのは,あくまで衣類と生活必需品の購入費用だけです。

該当箇所はすぐに修正させていただきました。

返信する
だん

ルールさん
お返事ありがとうございます。
遅延や欠航の補償について調べているところてしたのでとてもためになりました!
ありがとうございました。

返信する
rulearc

だんさん,
ご参考になったとのお言葉,とても励みになります。
こちらこそお読みいただきありがとうございます!

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。