どーも,ルールです。
タイからの帰国便となるタイ国際航空便のフライトを,ANAマイルを使ってエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードしました。そのおかげで,タイ国際航空の本拠地であるスワンナプーム空港では,空港に到着してから実際に搭乗するまでの間,様々な地上サービスを受けることができて大満足でした。
そしていよいよ,ビジネスクラス搭乗の時間です。
ボーイング747-400の座席配置について
今回搭乗したのは23:30発のTG622で,使用機材はボーイング747-400です。ボーイング747はボーイング社最大の機材で,エアバス社のA380に次ぐ超大型機です。前方には2階席が設けられ,タイ航空のB747-400は375人乗りとなっています。
ジャンボジェットの愛称で親しまれているB747は,1968年のデビューしました。改良版となるB747-400は,空力の見直しや低燃費かつハイパワーエンジンへの変更などが適用されており,ハイテクジャンボと呼ばれているそうです。
タイ航空B747-400の座席表を見てみましょう。B747のコックピットは2階にあるため,1階(メインデッキ)は前方ギリギリまで座席となっています。そこにファーストクラスが10席設けられています。
ビジネスクラスは,1階のファーストクラスの後方に14席と2階(アッパーデッキ)に26席設けられています。エコノミークラスはすべて1階にあり,3-4-3配列の325席です。
この日たまたまバス搭乗だったため,真横から写真を撮ることができました。1階席前方はファーストクラスで,最前方の席はコックピットよりも前に位置していることが分かると思います。ちなみにA380のコックピットは1階にあるので,B747は2階にコックピットのある唯一の旅客機なんです。
ファーストクラスのすぐ後ろ,搭乗用のタラップとタラップの間がビジネスクラスになります。2階への階段は,写真右側タラップのあたりにあります。では早速,機内に入ってみましょう。
ボーイング747-400ビジネスクラス機内の様子
機内に入るとさすがビジネスクラス,シートピッチ(前後の座席間隔)は152cmとエコノミークラス(86cm)の2倍近くありますので,足元にはかなりのゆとりがあります。
こちらは前方が壁になっているバルクヘッド席です。もう1席置けちゃうんじゃないかってくらい,めちゃくちゃ足元に余裕がありますね。
階段を通って2階席に向かいます。やっぱり,機内で階段を登るという行為が特別感を演出してくれて,俄然気持ちが高まります。
そして非常口座席はこんな感じ。こちらは16A/Bです。バルクヘッド席よりもさらに足元が広いです。
今回僕が座ったのは,非常口座席の16Kです。16J/KはCAさんとお見合いする座席なので,16A/Bより少し足元が狭いです。といっても,十分すぎるほど広いんですけどね。
座席には,枕・ヘッドホンおよびアメニティポーチが置かれていました。非常口座席は離着陸時に毛布は使えませんので,離陸後ベルト着用サインが消えてから配られました。
B747にもあった!2階席限定の小物入れ
以前A380でも紹介しましたが,2階席の窓側には構造上デッドスペースができてしまいます。そのデッドスペースを活かすべく,窓と座席との間に荷物入れが設けられているんです。
B747のビジネスクラスに設けられた荷物入れは,A380エコノミークラスのそれと比べて幅広で,リュックサックがすっぽりと収まる20cm幅でした。機内でも簡単に鞄から物を取り出せますし,窓側座席の方にとってこれは便利です。
座席横には,モニター用のリモコンと電源がありました。小物入れもあり,寝るときは眼鏡を入れてました。
機内での過ごし方
席に座って少しすると,CAさんが挨拶に来られました。そして,ウェルカムドリンクとしてシャンパンかフルーツジュースのどちらかを聞かれましたので,シャンパンをお願いしました。ヴーヴ・クリコのイエローラベルブリュットという銘柄だそうです。普段お酒は飲まないので詳しくないんですが,とりあえず雰囲気は最高。
離陸前に再びCAさんが来られて,安定飛行になったら何を飲むか?着陸2時間前の朝食では,和食・洋食・タイ料理のどれが良いか?を尋ねられました。時刻は23時をまわっていて眠たかったので,離陸後の飲み物はパスしました。朝食は洋食をお願いしました。
座席は電動でリクライニングされます。たくさんボタンがありますが,一番下のボタンを押しっぱなしにすれば,最大角度までリクライニングされました。
このシェル型シートは,リクライニング時に後ろに倒れるのではなく,前方にスライドします。後ろの席に気兼ねなくリクライニングできちゃうんですよね。
リクライニングの最大角度は167°,フルフラットではありませんが,普段エコノミークラスで往復している身には十分過ぎました。えぇ…まだ倒れるの?って思いましたから笑。朝食までの3時間半,熟睡することができたんです。
テーブルは,肘掛けから飛び出てくるようになっていました。あまり力をかけなくてもスムーズに拡げることができます。
朝食に選択した洋食はこちらです。メニューは,以下のとおりでした。
- パルメザンチーズオムレツ
- ジャガイモとマッシュルーム,ベーコンのソテー
- ズッキーニのバター炒め チェリートマト
- パン盛り合わせ
- フレッシュフルーツ
- プレーンヨーグルト
エコノミークラスの機内食は何度も食べたことがあり,ごはん・パン・そばが一度に出てきたこともあります笑。その独特のセンスから,正直あんまり期待はしていなかったですが,意外と(?)おいしかったです。
食後のアップルジュースを楽しんでいると,降下のベルト着用サインが点灯,それから約25分ほどで関西空港に着陸しました。
降機後にあらためて機体を眺めます。スターアライアンス塗装という珍しさも手伝って,そのカッコよさに見惚れてしまいました。
まとめ
現役引退も近いと言われているボーイング747-400,今回ビジネスクラスに搭乗できて良かったなと思います。ビジネスクラスなんて,これまでの人生でほとんど乗ったことがないので、正直雰囲気に呑まれまくっていました笑。でもこういった,これまでの人生では考えられなかった経験ができるのも,陸マイラーとしてマイルを貯められているおかげです。
今回,たまたま手にした搭乗券がアップグレード予約クラス対象だったので,22,000ANAマイルを使ってアップグレードしてみました。夏には,陸マイラー活動で貯めた18万マイルを使って発券した,マイル特典航空券ビジネスクラスの旅が待っています。そこではきっと,今回とはまた違った感動を得られるはず!
ルールさん、こんにちは。
やっぱりB747は良いですね。デコピンよりも好きだなぁ(笑)。
シート横の収納は良いのですが、その代わりに二階席の頭上の荷物棚がかなーり小さいのは、自分的にはマイナス点です。
そう言えば、TGの1階のビジネスクラス横のギャレー配置って独特ですよね?窓付きの廊下みたいになってて、羽田発BKK行きでは富士山上空通過時にクルーがみんなスマホで富士山撮影に夢中になってる姿を見られます(笑)。
ウェルカムドリンクのシャンペン飲んで、朝食までぐっすりお休みになれた事でしょうネ♪
やまさん,こんにちは!
A380のことデコピンって言うんですね笑。
そうそう,今回は窓側で荷物はリュック1つだったこともあり,頭上の荷物棚を開けることもなかったんですよね。噂には聞いてましたがやっぱり小さいんですね-。
1階のギャレー配置は変わってますよね。それを見るために1階席にするか,2階席にするか正直悩みました笑。クルーのそんなほっこりする様子を見られるのですね。
はい,シャンパンでまあ良い感じに気持ち良くなりまして,熟睡でした笑。